CD、DVDコピーマニュアル

CCCDについて

 

音楽CDの中には、通称CCCDと呼ばれるコピーコントロールCDといわれるものがあり、CDプレスされた音楽CDでも、このタイプのCDは通常はパソコンでデータを取り込むことはできません。日本初のコピーコントロールCDは、イスラエルの会社の「Cactus Data Shield (CDS)」というコピープロテクトの規格を採用したCDで、TOCと呼ばれるデータの位置情報を記録する領域に、わざと誤った情報を記録するという手法をとっています。このコピーコントロールCDはあオーディオCDプレイヤーでは再生可能でありながら、当時のMP3対応CDプレイヤーやDVDプレイヤーの一部の機種では再生できませんでした。開発者たちはCD再生機器との互換性があると主張していますが、独自の加工を行うことでCDの物理仕様、いわゆる「レッドブック」規定から外れていることから、正規のCDとは異なるという見方が一般的です。また、一部の新聞社はCDではなく「コピーコントロールディスク」と呼んだり、CD-R関連のWebサイトでは「コピーコントロール銀盤」と呼ばれています。また規格外であることや取り入れられている技術の性格から、規格に準拠した機器との間で影響があるのではないかという話もでています。また、CDの規格外であるため再販制度の対象とすることに公正取引委員会の著作物再販協議会などにおいて疑問の声も上がっています。

 

そのため、CCCDには従来のプレスCDのラベルに必ず付いている「Compact Disc」ロゴマークが付いていません。現在、複数のレコード会社からコピーコントロールCDが出ていますが、そもそもコピープロテクトの規格に標準はないため、レコード会社によって、どのようなプロテクトがかかっているか分からないということになります。プロテクト技術については各社とも公開しないので、再生機器側で対応が難しいという点があります。そのためCCCDの再生は保証しないことをうたっている再生機器メーカーも多くあります。またプロテクトによって音質が劣化するため、アーチストによってはCCCDを敬遠している人もいるそうです。印刷されたラベルを確認して、CCCDかどうかをチェックする必要がありますね。また、CDをプレスした際にはCCCDかそうでないかのラベル印刷も必要になります。

 

2002年より日本レコード協会(RIAJ)がCCCD技術を使用したことを示すマークを付与するよう定めています。ただし強制力はないため、EMIミュージック・ジャパンがCDS-300方式によるセキュアCDに切りかえた際には、CDS-200及びレーベルゲートCDと比べ機器の挙動が異なることを理由に当該マークを付与していません。また、CDS-200方式の中でもビクターエンタテインメントの「エンコードK2」なども独自のロゴのみで当該マークは付与していません。日本国内では2002年3月にエイベックスがCCCDを採用、CCCDが一般化するかに見えましたが、ネット配信による音楽データの普及や、iPodをはじめとするパソコンから音楽を取り込んで蓄積・再生できる携帯型音楽プレイヤーが普及していた時期ということもあってか、この種の方式を採用し続けることが逆に売り上げの減少につながるとの考え方が多くをしめ、CCCD化を主導してきたエイベックスが作品ごとにCCCDを採用するかどうかを決定する形へ緩和することを発表しました。またSMEは同年10月以降段階的に廃止し、同年11月17日以降は全廃することを発表するなど、CCCD廃止の動きが加速しつつあります。しかし現在でもEMIミュージック・ジャパンなど数社は、現在も新方式の導入などCCCD推進の立場を崩していません。


2017/3/30 更新