CD、DVDコピーマニュアル

オーサリングとは

 

元々オーサリングとは、文字や画像、音声、動画といったデータを編集して一本のソフトウェアを作ることを指していう言葉で、プログラミングを伴う場合もありますが、一般には複数のマルチメディア要素を編集・統合して一つのタイトルとしてまとめることをいいます。このため、本来ならば、単なる動画編集やプログラム作成はオーサリングとは呼ばず、構成要素や動作環境の違いによって「CD-ROMオーサリング」「Webオーサリング」などと呼び分けられるのですが、最近ではDVDタイトルの作成を指して単に「オーサリング」と呼ぶことが増えています。オーサリングのためのソフトは「オーサリングソフト」「オーサリングツール」と呼ばれています。

 

 

しかし、DVDの世界でいうオーサリングは「DVD-Video」のタイトルやvobシステムを構築することをいいます。PCデータのMPEG2ファイルをDVD-Video形式に変換する作業も含まれます。例えば、普通にDVD-RなどにMPEG2をライティングしても、データDVDができて家庭用DVDデッキでは再生できません。このデータを家庭用DVDデッキで再生できる形式にするために、オーサリングが必要になってくるのです。

 

オーサリングを行う前に、オーサリングソフトに読み込ませるMPEG2を用意する必要があります。その用意する、DVD-Vidoe規格のMPEG2のステータスは720×480、704×480、352×480ピクセルサイズのどれかに統一したものであり、29.97fps(NTSC)、フィールドトップファースト、シーケンスヘッダが1GOP毎にあるもの、GOP構造1GOPあたりピクチャ数が18以内、アスペクト比4:3、(スクイーズ利用なら16:9)、最大ビットレート9.8Mbps以下、最小2Mbps以上である必要があります。

 

しかし、この場合オーサリングソフトの性能によって、制限は変わります。制限のゆるいソフトでは、最大ビットレート9.8Mbpsの動画でもオーサリングできますし、2000kbpsでDVD-R1枚に8時間近く収録可能なオーサリングソフトも存在します。しかし、せっかくDVD-Video用に作ったMPEG2を、上記のステータスから外れているとオーサリングソフトが読み込んでくれなかったり、丁寧にオーサリングソフトの種類によっては「再エンコード(さらなる画質劣化)」をして無理やりDVD-Video形式に変換してしまうこともあります、ですから、DVD-Video用のMPEG2に必要な規格を守ったキャプチャとエンコードを心がける必要があります。また、AVIはMPEG2ではないので、必ず再エンコードをかけましょう。つまり、MPEG2のキャプチャやエンコードからDVD-Videoを意識して動画を作成すれば、データをあまり劣化させること無くDVD-Videoにできるということです。ただし、オーサリングソフトの性能により変化します。

 

また、音声については、DVD-Videoを作る場合に用意するのステータスは、音声 48000Hz モノラルまたはステレオのもの主音声はLPCM(WAVE)またはAC-3。オプションでMP2である必要があります。しかし、現在、多くのオーサリングソフトではMP2を主音声にできませんし、MP2を使おうとするとLPCM+MP2となり、無駄に容量が増えるためあまりMP2は使いません。また、音声がMP2だけのものをTMPGEnc DVD Authorで作っても、古い家庭用のDVDデッキでは音声が出ない場合があるので、音声の容量を抑える場合はAC-3を使うとよいと思います。AC-3は「ドルビーデジタルサウンド」というものになります。この、AC-3を使うには、「間接的にライセンス契約」が必要であり、ソフトによっては使えない場合もあります。AC-3はドルビー社と「直接ライセンス契約」しないと商用の場合や、配布することは出来ません。高音質にして容量を考えない場合はLPCM、長時間のDVDを作る場合などはAC-3を使うとよいでしょう。AC-3はLPCMを非可逆圧縮したものなので、LPCMと比べると音質は若干落ちます。AC-3のついたオーサリングソフトを選ぶことが重要ですね。しかし、PCだけで再生するなら、MP2音声フォーマットでも十分な音質と互換性はありますし、音声は「48000kHz」のものを用意する必要がありますので、キャプチャの地点からご注意しましょう。


最終更新日:2015/3/10